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コンクリート圧送工事業とは? 

 コンクリート圧送工事業は、トラックアジテータ(生コン車)によって建設現場に搬送された生コンクリートを、コンクリートポンプを使用して、油圧や機械的圧力により所定の型枠内に生コンクリートを圧送(あっそう)し打ち込む、建設専門工事業です。
 
 このコンクリートポンプ工法は、東京オリンピック(1964年)以降の高度経済成長期に、従来のタワーカート工法にかわる大量打設可能・作業性改善・省力化工法として普及し、現在に至っています。
 
 打ち込んだ生コンクリートが固まったとき、設計値どおりの強度が必要であるため、「生きもの」である生コンクリートの品質を変えることなく圧送することが不可欠であるコンクリート圧送技能者は、十分な経験と高度な技能、およびコンクリートに関する知識が要求されます。
 
 近年においては、建設物の高層化・長大化が顕著であるうえに、より耐震性・耐久性を追求するコンクリートの高性能化が進み、建設産業の中でも大切な部分を占める、コンクリート構造物の施工を直接担当するコンクリート圧送工事業の役割は、ますますその重要性を増しているといえます。

コンクリートポンプ工法の例

コンクリートポンプ工法(ブーム式)の例
コンクリートポンプ工法(配管式)の例

コンクリートポンプ車(ブーム車)の例

IHI建機(株) IPG115B-8E26-4
極東開発工業(株) PH50-17
日工(株)(旧:三菱重工業) DC-SL1100BDH-M26
プツマイスタージャパン(株) BSF36M.16H

コンクリートポンプ車(配管車)の例

IHI建機(株) IP50TE-4N
プツマイスタージャパン(株) MORI-BSF2107-HP

コンクリートポンプ(定置式)の例

プツマイスタージャパン(株) BSA2110HP-D
IHI建機(株) IPG35D-6N

ディストリビュータの例

プツマイスタージャパン(株) MXR28

コンクリートポンプ車による圧送工事の様子

52mロングブーム車によるコンクリート圧送工事(中部電力・川越火力発電所)
筒先作業の様子(丸の内永楽ビル)
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