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サスティナビリティ

地域貢献/災害支援

博多駅前陥没事故における流動化処理土圧送による復旧工事

 2016年(平成28)11月8日に発生した、福岡市のJR博多駅前で発生した大規模な道路陥没事故を受け、全圧連会員の圧送会社ら数社が復旧作業への協力を行いました。
 
 陥没直後から5日間、昼夜にわたり約3,400㎥の流動化処理土による埋戻しを行い、早期復旧に大きく貢献いたしました。

福島第一原発事故でのコンクリートポンプ車による災害支援活動

出典:東京電力ホールディングス
 2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災による、東京電力の福島第一原子力発電所の未曾有の事故を受け、全圧連会員の圧送会社、および賛助会員の建設機械メーカー会社より提供を申し出た、50m超のロングブームを有するコンクリートポンプ車が、原子力発電所の使用済み燃料プールへの注水作業を行っております。
 
 また、原子力発電所内を復旧するためのコンクリート工事でも、全圧連会員の圧送会社が懸命の作業を行っております。
 
 一刻も早く原子力発電所事故が収束し、地域の皆さまが元の生活に戻り、復興に向かわれる日が一日も早く訪れるよう、会員一同願っておりますとともに、復旧・復興支援に尽力いたします。

ナホトカ号重油流出事故でのコンクリートポンプ車による災害支援活動

参考画像:海上保安庁資料より
 1997(平成9)年1月2日に島根県沖で発生した、ロシア船籍タンカー「ナホトカ」号の沈没事故により福井県三国町付近に重油が漂着し、この重油の回収作業にスクィーズ式コンクリートポンプ車が使用されました(逆転による吸入)。

防災協定

自治体との防災協定

自治体
締結した会員
協定名
山形市
天童市
上山市
西村山広域行政事務組合
山形県コンクリート圧送協会
(山形県生コンクリート協同組合との三者協定)
災害時における消防活動応援に関する協定
四日市市
東海地区コンクリート圧送有限責任事業組合
災害時におけるコンクリートポンプ車等の活用に関する協定
東京都
東京都コンクリート圧送協同組合
災害時におけるコンクリート圧送車等での応急対策業務に関する協定

環境保全

コンクリート圧送作業後の残コンクリート等の適正処理に向けて

 コンクリート圧送作業後には、コンクリートポンプ車の輸送管などに打ち込まれずに残ったコンクリート(残コンクリート)が少なからず発生します。
 
 残コンクリートは生コン車などに返却され、生コン工場で処理されコンクリート材料や路盤材、二次製品として再利用されたり、建設現場内で集積され、ブロック等への利用や、コンクリートくずとして廃棄物処理許可業者へ委託されるなど、様々なケースがあります。
 また、残コンクリートの排出後に行われる、コンクリートポンプ車の洗浄作業後には、アルカリ成分を含む洗浄水と残渣(ざんさ・・・コンクリートくず)が発生します。
 洗浄水と残渣(ざんさ)については、建設現場内で集積・保管され、硬化後にコンクリートくずとして廃棄物処理許可業者へ委託される場合がほとんどです。

 ただし、コンクリートポンプ車が残コンクリートを積載して生コン工場や自社内に運搬することは、車両制限令における車両の軸重や総重量の制限を超過してしまうため(コンクリートは1m3あたり質量2.3t)、行うことができません。
 また、洗浄水や残渣(ざんさ)は、廃棄物処理法における特別管理廃棄物(廃アルカリ、汚泥)に該当するため、産廃収集運搬許可を持たないコンクリートポンプ車が運搬を行うことはできません。
 生コンクリートはお客さま(元請建設会社)が工事資材の一部として購入された物で、圧送業者の所有物ではありません。
 建設工事におけるコンプライアンス(法令遵守)の徹底が叫ばれております。全圧連会員は、残コンクリートの低減に向けた施工に努力するとともに、建設産業の環境保全に努める、社会的に信頼される専門工事業者でありたいと願っております。
 
 コンクリート圧送工事終了後の残コンクリート、洗浄水および残渣(ざんさ)は、建設現場において適正な処理をいただきますよう、特段のご配慮をお願いいたします。
一般社団法人
全国コンクリート圧送事業団体連合会

〒101-0041
東京都千代田区
神田須田町1-13-5藤野ビル7階
TEL.03-3254-0731 FAX.03-3254-0732
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